最強銀星将棋 5
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人気ランキング : 1,010位
定価 : ¥ 8,190
販売元 : シルバースタージャパン
発売日 : 2005-07-01 |
価格:¥ 6,044
納期:通常1〜2週間以内に発送 |
オススメ度 |
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15回世界コンピュータ選手権で優勝したのが激指。
ところが、その後の第3回国際将棋フォーラムで優勝したのは、
世界選手権では4位に終わったAI将棋(YSS)で、激指は3位だった。
最新作8を出した東大将棋は3位、4位という結果に終わった。
運が大きく左右する上位陣のなか、
この2大会のいずれも準優勝をとったのが、この銀星将棋(KCC)である。
前作にかなり酷評が多かったがこの成績を見せられては無視できない。
そろそろ買い時か、と思い初めてこのブランド買ってみた。
数局指しての感想を述べる。
まず、230万手を搭載した序盤最強説についてだが、
やはり「定跡が外れると無意味」という定説通り。
序盤の組み立てそのものは弱く、指した感じはAI将棋より悪い気さえする。
つづいて、「もつれたら強い」という中盤。
これは想像と全く違い、ひどいものがあった。
破られそうになると攻撃を無視し、とにかく数で受けようとするのだ。
自軍に角や飛車を2枚3枚と惜しみなく使い、負けない将棋を選ぶ。
私は大山将棋をイメージしていたので、これはかなり悪印象だった。
それから、「一度指した手は2度と指さない学習機能」。
これはR100強くなるのに何年かかることやら。
そもそも強くなるということは、そういう意味ではない気がする。
最後に、定評のある「他社ソフトとの自動対局」だが、
途中で止まったりするバグがあった。
あまり使わないので私には関係なのだが。
結論として、酷評ばかりとなってしまった。
このブランドに手をつけるのはまだ早い。
あと3年くらいは経過を見守った方がいいだろう。